さいたま市民レポート
  11 《発行日:2003年1月14日》

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借金時計から考える
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まずはカネのかからない行政サービスの実現を
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行財政改革
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 インターネットのできる環境をお持ちの方は、
ぜひ一度、次のアドレスにアクセスしてみてください。
●●●http://www.takarabe-hrj.co.jp/takarabe/clock/index.htm●●●

 ▼ここでは「借金時計」が掲示されています。
 財部誠一さんという、「サンデープロジェクト」などに出演している経済ジャーナリストが提供しているものです。なんと言っても、まず目に入るのは小刻みに増えつづける金額…さらに単位を見ると、なななんと!「万円」単位ではないですか! 「国の借金」=「普通国債の発行残高」であると定義づけして借金時計が創られたそうです。
 
 ▼国・地方が抱えている借金は、700兆円を超えんとする勢いで増えています。さらに興味深いことに、ここには、親切にもそれぞれの「家庭」の借金額まで記されています。こちらは1500万円近い…。自分の家が何もしていなくても1500万円の借金を抱えている状況にあるということ…私たちの背負っている借金のすさまじい額にただただ驚くばかりです。
 
 昨年末に発泡酒の値上げ、今年早々消費税の大幅値上げ論議、とそれぞれ中央政府や国会議員により構想が練られているわけですが、税金で負担するということは、つまりは私たち国民の全体がこれまでの税金使用の責任の主体となり、均等な負担を行うことによって対応していく、ということになっているのです。
 私たちはここで考えなければなりません。「このままでいいのか?」と。これまで私たち自身の主体的な自覚がないままに、どこかで税金の使い道が決定され、その責任だけは結局私たちが応用になるという構造。
 実はまだ未だに借金額は増えつづけています。借金が削減されるどころか横ばいにすらなっていないのです。
 このような事態が継続されれば、1000年滅ばなかったと言われるローマ帝国の最後の光景の轍を踏むことになるのは必至です。
 これ以上借金を増やさない為には、家庭で収入が減り借金が増えたら支出を切り詰めるのと同様に、行政サービスになるべくお金がかからない方法を模索して実現することが大切だと考えます。

 ▼では具体的にはどうしたら、これ以上借金を増やさない方向性にもっていくことができるのでしょうか?

 やはり政治が変わらなければならないのでしょう。
 これまで政策決定権を行使してきた主体、簡単に言えば税金などの使い道を決定してきたのは、霞ヶ関の官僚を中心にして、さいたま市など地方自治体職員も含めた「行政」でした。この人たちは基本的に「大卒」で「採用試験」を通じて公務員となります。
 公務員にはもう一種類、「政治家」と呼ばれる人たちがいます。「政治家」とは一般的に「選挙で選ばれる人」、つまり有権者から信任を受けた人であるという点で、行政職員とは趣を異にしているのです。市長、県知事、市議会議員…そのように呼ばれる人を政治家と呼びますが、選挙で選ばれるという登場の仕方をするため、この人たちには政策決定権における強い権限が付与されています。
 政治家はこれまで、行政にお世話になることによって行政の追認的立場となり、自らの本来の役割を充分に果してきませんでした。本来の役割とは行政を「コントロール」「監視」することです。
 これからは、行政職員と緊張関係をもち本来の役割を果す政治家をなるべく多く登場させなければならないと思います。それができない政治家には退場してもらうことです。長野県の田中康生知事の再選は、まさに今の時代を先取りしたケースだったのではないでしょうか。 
 政治家を選ぶのは私たち市民です。その意味では、政治改革、そしてその先にあるお金のかからない行政サービスの実現、これを進めるかどうかは、ひとえにそれを選ぶ私たち市民の意識と関心にかかっていると言えるのです。
 現在が非常事態であることに想像力を働かせ、身近な政治に関心をもつことからはじめたいと思います。

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2003年3月8日(土)、「決めるのは私たち!」集会の開催が決定しました!
---現在まだ予定ですが、以下のとおりです。ぜひご参加いただきたく思います。

●●●内 容

【第1部】基調講演「民の覚悟―地方から考える」
    講師:田中秀征さん(土井裕之と共に市民主体の政治をつくる会・顧問/元経済企画庁長官)
【第2部】パネルディスカッション「市民力を突破口に!」
    パネリスト:さいたま市在住の方 他
【第3部】土井裕之からのコメント

----●日 時  2003年3月8日(土) 午後2時〜4時
----●会 場  埼玉会館(浦和駅西口徒歩5分/048‐829‐2471/参加費無料)
----●主 催  土井裕之と共に市民主体の政治をつくる会
----●問合せ  048‐873‐1965 もしくは 080‐3091‐3934    


■さいたま市の年金事情をみる
------------------地方自治を考える会

---●内 容  さいたま市の年金の現状と将来について
年金制度の現状と将来について 等

---●講 師  さいたま市国保年金課国民年金係職員
---●日 時  2003年1月24日(金) 午前10〜12時
---●場 所  プラザイースト(参加費無料)
---●主 催  地方自治を考える会
---●問合せ  048‐873‐1965 もしくは 090‐3007‐4992
※学習会の結果は当レポートでもお伝えします。  

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駅立ちの予定(朝7時〜8時)
毎週火曜日 武蔵浦和駅東側
毎週水曜日 南浦和駅東口
毎週木曜日 武蔵浦和駅西側 
毎週金曜日 南浦和駅西口
※同日の夜7時〜8時も少しずつ始めています。