さいたま市民レポート
  15 《発行日:2003年2月10日》

■■■名誉市民に見るさいたま市政の現状
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              地方自治・行政・議会


 先日、「さいたま市の名誉市民の第1号に、旧与野市長の井原さんと旧大宮市長の新藤さんがなることに決定した」とのニュースを目にしました。
 これを知った瞬間に、政治を志すものとして憤りを覚えると同時に、現在のさいたま市の政治の限界を強く感じました。
 「名誉市民」という制度を否定するつもりはありません。自治体の発展に貢献した人に対し、栄誉ある市民として歴史に残していく、というのは、むしろ大切なことであるといえます。

 どんな点に憤りを覚えたかといいますと、
@次回の当選を念頭に置いた相川市長の政治的な行為であると取れる点
A政治家は自分の政策目標を実現して当たり前にもかかわらず、2人が名誉市民を辞退せず甘んじて受ける点
B議会がこれに異議申し立てをしていないどころか盲目的に決定した点
 少なくとも、以上のような3つの問題があるように思います。
 
 さいたま市では職員と学識経験者で構成する名誉市民の選定委員会に諮問し選んでもらった後、市長が議会に議案を提出し、議会は賛成多数でこれを通した、というのが決定までのプロセスです。4月の政令指定都市スタートを記念したイベントの際に、正式な発表をするそうです。
 誰が決めたのか、という点で見れば、いかに行政を中心にその意を充分に汲み取った学識経験者や議会が決定するという、「行政主導的構造」の中で決定されたのかがお解かりとなると思います。

 合併は、市民生活に必ずしも貢献しているわけではありません。これまで使用していた地名の変更を余儀なくされたり、行政区の名前に大きな反発を抱いたり、といった市民にとってはマイナスのケースもあるわけです。その中で、合併を主導した行政、合併を意思決定し在任特例制度を適用した議会、それぞれが「3市合併の成立に貢献した」という理由で、政治家である2人を名誉市民に決定したということは、市民にとっては感情を逆なでされる気持ちにもなるでしょう。
 おそらく市民の大部分は、遠くで苦笑いをしているでしょう。「ああ、また政治家が自分たちのために政治をやっている」と…。



これがさいたま市のルーツ!
あなたのお住まいはどこですか?

今回は、さいたま市に至るまでのルーツをご紹介します。さいたま市は、裏面の図を見てわかるとおり、明治以来、昭和、平成と大合併を経て現在に至っています。
 岩槻市との合併話が、さいたま市民の判断ゆだねられることになっていますが、私たちは今、原点に帰ることが必要なのかもしれません。ご自分の住む地域の過去を見ていただきたく思います。


■■イベント情報■■
さいたま市政を考えるイベント「決めるのは私たち!」
【第1部】基調講演「民の覚悟―地方から考える」 
講師:田中秀征さん(当会顧問/元経済企画庁長官)
【第2部】パネルディスカッション「市民力を突破口に!」 
パネリスト:さいたま市在住の方 他
【第3部】 土井裕之からの発言
●日 時  2003年3月8日(土) 午後2時〜4時 ※参加費は無料です。
●会 場  埼玉会館(浦和駅西口徒歩5分/048‐829‐2471/参加費無料)

●主 催  土井裕之と共に市民主体の政治をつくる会
●問合せ  048‐873‐1965 もしくは 080‐3091‐3934 


土井裕之駅立ちの予定
朝7時〜8時
毎週火曜日 武蔵浦和駅東側
毎週水曜日 南浦和駅東口
毎週木曜日 武蔵浦和駅西側  
毎週金曜日 南浦和駅西口

※同日の夜7時〜8時も少しずつ始めています。