• 「猫の手貸します」

2月19日夜、民権塾に参加。
講師は塾長である田中秀征先生。

今回は、民主党を窮地に追い込んだ
「メール問題」に始まり、
統治構造論、現在の景気動向、
経済指標の見方、
などへの言及があった、

●4点セットなどと言われている
小泉首相に対する厳しい局面は、
これまでの改革のスピードが落ち、
失速しつつあることにある。

根本の問題は、
統治構造への取り組みが見られないこと。

現在の統治構造には、
・チェック機能
・代謝機能
・価値投与機能
が欠けている。
先日の建築確認制度などにも当てはまる。

行政が主導する今の体制に切り込むべきだが、
小泉首相は政局に関心がっている、
との指摘がなされた。

●格差の原因が
小泉改革であるとの論調に対し、
「影ができるほど光は出ていない」
との言葉が出た。

格差は確かにあり、
とくに学生への支援などは必要との認識。

政治は、こうした弱い部分への
支援も重要な役割だが、
最も大切なのは、
既得権益に切り込むことだ、
と語っていた。

●景気については、
大変いい状況となっている。

ただ、格差の話ができるくらい
景気が回復したといえる側面もある。

今回の景気のいい状況は、
公共事業を道具とする官によるものではなく、
民の努力によるものだ。

以上。

講義の後、懇親会が開催され、
何人かの方と貴重な話をさせていただいた。

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