• 「猫の手貸します」

日ごろから示唆をいただいている田中秀征先生より、
応援メッセージをいただきましたので紹介します。











田中秀征
●民権塾塾長
●元経済企画庁長官
●元さきがけ代表代行
民権塾HP
http://www.shuusei.com/

土井裕之君が私の主宰する民権塾に参加してからもう10年以上になる。その間、彼の言動にがっかりさせられたことは一度もなかった。
20代の頃、まだ市議会に出る前から、10年の議員活動を経た現在に至るまで、彼の志、地方政治への姿勢見事なほど一貫している。
それは、議員はまずもって納税者代表であること。そして、税金が無駄なく効率的に使われているかどうか、厳しく監視する使命を持っていること。土井君の政治活動はこの一本の太い筋で貫かれてきた。
彼は既に、個人的にも「仕分け作業」で実績を挙げてきたが、この大きな政治目標のためなら、他の議員や各党とも協力をいとわないし、もちろん市長の建設的な努力にはこだわりなく支援をしてきた。
議会で民主党と会派を組んだり、国政選挙で「みんなの党」を支援したのも、すべて行政改革を一歩でも進めたい一心からだろう。
私が土井君を全面的に信頼する根拠は、浦和、大宮、与野市が合併した際に、彼が市議会議員を辞職したことにある。「税金のムダ使いを無くす」と叫ぶことは誰にでもできる。しかし、自らリスクをとってそれを実践する人はきわめて稀れである。私は、その彼の壮挙を忘れずに、再びさいたま市議会に活躍の場を与えた市民にも心から敬意を表したものである。
国政では、政権交代後一年半を経て、民主党政権への幻想は消え失せてしまった。おそらく土井君は今の民主党に改革を断行できるかどうか疑っていたのだろう。だからこそ、民主党の絶頂期にも「無所属」を貫いたのに違いない。
私はこれからが、納税者代表・土井裕之の本格的な出番だと信じている。
党や組織に遠慮することは何もない。税金の使途について、市民が期待する方向に進めていくこともできる。しかも、10年間の経験で多くのことを学んでいるだろう。
私は、土井君が、全国の他の市議会にも波及するような活動をしてくれることを心から期待している。