一. 憲法の尊重
 私たちは、日本国憲法を尊重する。憲法がわが国の平和と繁栄に寄与してきたことを高く評価するとともに、時代の要請に応じた見直しの努力も傾け、憲法の理念の積極的な展開を図る。

 われわれは、現行憲法にも不備があることは認めるが、現在、直ちに改正作業に着手すべき必要性を感じない。むしろ、内外の情勢は、日本国憲法の理念が今こそ積極的に、世界に向かって展開される機会を迎えていると認識する。


二. 非軍事的貢献
 私たちは、再び侵略戦争を繰り返さない固い決意を確認し、政治的軍事的大国主義を目指すことなく、世界の平和と繁栄に貢献する。
 
 われわれは、わが国の過去の歴史の一時期において加害者であったことを深く認識し、その反省に立って、軍事大国はもちろん、いかなる大国主義、覇権主義も目指さないことを確認する。また、世界の平和と繁栄のために、経済協力、技術支援、知的支援、人道的支援など、特に、非軍事面において国際社会に積極的に貢献する。


三. 環境重視
 地球環境は深刻な危機に直面している。私たちは、美しい日本列島、美しい地球を将来世代に継承するため、内外政策の展開に当たっては、より積極的な役割を果たす。

 災害に強い国土環境を整えることは最優先の課題である。特に地震に強い都市づくり、危機管理体制の強化にまず積極的な役割を果たしていく。また、われわれは、いわゆる大量生産、大量消費、大量廃棄の経済社会を見直し、資源、エネルギー、環境などの有限性を考慮し、新しい循環型社会の構築に努め、質の高い簡素な生活様式を追求する。

四. 民権政治
 私たちは、わが国の文化と伝統の拠り所である皇室を尊重するとともに、いかなる全体主義の進出も許さず、政治の抜本的改革を実現して健全な議会政治の確立を目指す。

 われわれは、政策決定が行政主導の「官権政治」の流れを憂慮し、政治や行政における、民主制、公開性、透明性を尊重する「民権政治」の確立に努め、行政に対する政治の指導性を発揮する。
 そのため、多様な市民団体と積極的に交流、連携し、「民」の側の質的向上と強化を図るとともに、何よりも、政治家の自己改革に努める。


五. 質実国家
 私たちは、新しい時代に臨んで、自立と責任を時代精神に据え、社会的公正が貫かれた質の高い実のある国家「質実国家」を目指す。

 われわれは、外交において内政においても、虚飾や虚勢を排し、背伸びをしない内容本位の生き方を貫く国づくりを目指す。