
![]() 「与党・野党」とは国会で国政政党の使用する言葉。さいたま市議会では、この意識がまだまだ根強く残っています。地方議会は、市長(行政)と緊張関係になければなりません。財政破綻の自治体が示すとおり、議会のチェック機能の向上は時代の要請です。そのために議員は全体を見る視野が必要とされています。 課題とされている政務調査費の領収書の公開についても原則としてすべてを添付することが必要だと考えています。無所属の会では自らの主張の一貫性を念頭に置き、ホームページ上に領収書を公開してきました。議会には「課題や争点を明らかにする」役割があります。その役割を果たすためにも、まずは自ら実践し、明らかにできるルールづくりが必要です。 議会には自ら「条例」を作る権限があります。 が、これまでほとんど行使されてきませんでした。それは「条例は行政がつくるもの」という固定観念があったためです。この4年間で、さいたま市議会では一度だけ、「住民基本台帳の閲覧制限」の条例を自らの立案により成立させました。このような取り組みが恒常的にできるような機運を高める必要があります。 ![]() 「限られた財政」の下、845億円の不足を乗り越えなければならない5年間。行政は為すべきことに、お金や人材を集中しなければなりません。その費用や人員を捻出するために「廃止の選択」が必要です。「保養施設」は民間に充分担い手がいますし、「市長らの充て職」や「幹部職員の再就職」の見直しなど、外郭団体自立のための改革は、率先して着手すべきです。 「民」とは、市民・NPO・民間企業などを指します。つまり行政以外の主体のこと。「民」が強みを発揮する分野、行政が苦手な分野は「民」が担うことが効果的・効率的です。「民との協働」においては、お互い対等であり、当然、行政の保有する情報も対等に保有することが必要です。 ふじみ野市のプール事故が象徴するように、民間事業者の下で事故が発生することがあります。公共を官民協働して担っていくという流れの中で、行政は民間へのチェック能力・体制の充実を強く求められます。これまでの書面主義を脱し、リスクを確実に減少させる方式に改めなければなりません。 この4年間。未熟なところ、至らないところ、多々ありました。議会における「数の力」は予想以上に高い壁でした。それでも4年前の約束を守るべく、発言を続けてきました。無所属の議員同士で会派「無所属の会」を結成し、議論を積み重ね、責任ある判断をこころがけるとともに、行政に対しては是々非々で対応してきたと自負しています。本筋の議会・行政改革はスタートしたばかりです。 |